メメント・モリによろしく

あの世へのHeartBeat 熱く熱く、とめられない!

吸収した、吐けなかった

僅かに生温い強風超好き〜♡

そんな気分で家を出た軽井沢旅行当日。前日は、翌日軽井沢なのに怠井沢、元々乗り気ではなかったが眠れなかったためハイになってしまったようだった。長居できる喫茶店でひたすらWi-Fiを使い込み、待ち合わせ場所へ。

最初はそれなりだった。薬やなんだかんだ、めちゃくちゃなことをしてきた私が、人間っぽく、まぁまぁに歩けているのが不思議だった。アウトレットで、イライラしながらも収集癖のあるスマートフォンケースを買って頂いたり、蕎麦を食べたり、強迫のためOLD NAVYであり得ない柄の靴下とコートを買って山男風ファッションになったり。そして宿泊先ではお茶菓子を口に入れプールでかつて習いしクイックターンをしたり。自分が人間であることを忘れかけていたのでよかった、一時的に健常者になれるんじゃないかと思ったりもした、が、全く違った。

第一の問題は夕食時に起きる。アレルギー確認があるので答えると、前菜に別のものが用意された。母親のぶんは胡桃豆腐で、アレルゲンであるピーナッツは入っていないが念のため、とのこと。発端は、私がその胡桃豆腐を一口貰って飲み込んだことだと思う。初めは何ともなかったものの、お造りや煮物の重を食べている辺りから喉にざらざらとした違和感が。経験上、アレルギー反応に近いものだった。そのまま食べていたのだが限界になり、一度トイレへ。どうにもならず。ガニ股で歩きながら戻り、早々に食事を切り上げる。あっでもやたら美味しかったバニラアイスとジュレは若干食べた

マッスルハッスルし過ぎたことも災いしたのか、私の胃が捩れ出した。吐き気と腹痛のデスマッチ。ぽんぽんペイン、顔色ペイル。どうにかフロントで歯磨き粉みたいな色の、顆粒の、胃薬を貰い、飲んだらクソまずい。無駄に清涼感あるし。

母親が寝にかかってからも症状は治まるどころかむしろ悪化していき、遂にはトイレに立て籠もった。綺麗だからまだよかったのかもしれないが?吐くに吐けず、しかし吐いてしまった方が楽なような気がしたためトイレの隅に体育座りしたり這いつくばるようにしたりして時間をやり過ごした。ふと、過食嘔吐民や、過食嘔吐のアマチュアは、こんな感じなんだろうかと思った。プロは一発らしいから。吸収した、吐けなかった。そう悔いる自分が確かに存在した。




私が自己誘発嘔吐をした時、出たのは本当に微々たるもので、馬鹿馬鹿しくなるほどだった。でも当時は当時で必死だった。原因は、鯖缶。今なら受け流せそうだが、食べ物そのものどうこうより、とにかくカロリーを気にしていたため、母が出かける隙を狙い、袋まで用意して指を突っ込んだ。が、ほんの僅かのみ。どうやら私は上手く吐けない側の人間なんじゃないかと絶望した。




袋を抱え、多めに薬を飲み、どうにか朝を迎えた。回復していたので温泉に入った。本当はネットライフを嗜もうかとおもったが虚しかったので… 露天風呂に、小さい雪だるまがあった。無性にイラッときて手刀で首だけ落とした。
雪だるま 手刀で滅殺 露天風呂
儚いからこその芸術なんだよ!!!

チェックアウト後も非常に厳しい感じだった。前日とは打って変わり寒風吹き荒ぶ中、アウトレットから帰ろうとしない母。次第に死にたくなり、疲れ、帰りたいと言ったがどうも伝わっていない。母が諦めたところでようやく軽井沢駅へ…。




f:id:oubli:20160221134749j:image

大体まとめたのがこれ。OLD NAVYのフックと、ロビー、花、部屋、雪景色。

朝のビュッフェは流石に警戒し、オムレツと和食を少しずつ食べました

f:id:oubli:20160221134120j:image

帰りの新幹線で食べた峠の釜飯が美味しかったです

f:id:oubli:20160221135139j:image




これが大体一週間前。吐き捨てるように日々を重ねています。